みつろう精製体験してきました①

こんにちは。
年始は実家でゆっくり過ごさせてもらいました。
みつろうラップ作りの際に欠かせない蜜蝋を買わせていただいている富士宮市にある木の花ファミリーさんが、年に一度のみつろう精製作業をされるということで声をかけていただいたので、行ってきました。
みつろう精製するのは、1日では終わらない、私も午前中のみということで、最後まではできませんでしたが、実際にみつろうができるのか少し体験させていただきました。
木の花ファミリーは富士山の麓で暮らす血縁関係がない約100人で暮らす大きな家族。
前はとても不思議に感じていましたが、昔は近所同士が”お醤油借りにお隣さんまで”とか子どもはみんなで育てあうとかその地域がある意味大きな家族であった現代バージョンなのかな。なんと、ここは自給自足率が約380%という、初めて聞く数字!!

木の花ファミリーについては、また次の記事にて。
養蜂場も見せてくれました。山の中にあるとても静かな場所。
今は冬でハチさんたちはお休み中。ここでは、多い時で約3万匹のミツバチがいるそう。
私、ハチについてほとんど知らなかったのですが、働きバチと呼ばれる花から蜜を集めてくるハチは全員メス。女王バチが産んだ卵が羽化してしばらくすると働きバチがお腹からロウを分泌して、巣を作りはじめます。(これがミツロウですね)そして、子育ても働きバチのお仕事。働きバチたちは、外へ花の蜜や花粉や水を集めて巣へせっせと運びます。外敵に備えるための門番も若いミツバチのお仕事。
この巣箱の中に約300匹の働きバチと女王バチが各巣箱に1匹入っています。
女王バチは必ず、巣箱ごとに一匹ずつ。そうしないと、喧嘩してしまうのだそう。
女王バチは一生子どもを産み続けるだけ。子育ては働きバチ。名前は女王だけれど、ちょっと産むだけではさみしい気がしました。
この外の白いものは雪ではなく石灰。石灰を撒くことで、外敵から守っているのだそう。
ほら、巣箱からミツバチさんたちが出てきました。かわいいっ!!
木の花ファミリーでは産卵促進のために、砂糖水(人間は飲めないもの)木の花菌とビタミンを溶かした液を給餌して、ミツバチの健康促進を行っているそう。
木の花菌とはEM菌をベースに他アカマツ、ビワなど抗菌作用の強い葉や季節の植物を加えて独自の培養をしたもの。
こちらのミツバチには、養蜂で通常使われる抗生剤は投与していない。
これだけのミツバチが抗生剤なしで病気にならず、元気でいられるのはやはり微生物の力なんだろうな。
使わせていただくミツロウを作るミツバチさんたちに逢えてよかった。やはり顔を見たり、生活している場をみるととても愛着がわくな。ミツロウ削る作業も淡々としたものではなくなる!!
そして、場所を移動してミツロウ精製体験へ。
これがハチミツをとった後の巣箱から取り出したミツロウの塊。
これでも、大きな不純物は取り除いてあるのだそう。ミツロウにはミツバチの死がいやたくさんの不純物が入っています。これを1年溜めておいてこのミツバチがお休みしている冬にミツロウへ精製します。これを3年ほど前から担当されているのは、みほさん。とても親切に色々答えてくださいました。
まずは大きなお鍋に水を入れてお湯を沸かします。
お湯が沸いたところで、巣の塊を投入。ガンガン入れていきます。水が少なくて心配でしたが、大丈夫。返って水が多い方がやりずらいそう。
だんだん巣の塊がお湯に溶けていきます。ミツロウは水より軽いのでミツロウは上に浮いてきて、不純物は沈んだり浮遊して、わかれます。
それを綿の生地をひいたラーメンザル(つかえます笑)にお玉ですくって、どんどんいれていきます。不純物を取り除く作業ですね。一度目はもう不純物が多くてなかなか時間がかかりました。この時、火は常に弱火です。冷めたらミツロウ固まってしまいますからね!
すごいですね!これ不純物です。結構な量が巣の状態で見ているより多いです。
ミツロウは冷えるとすぐに固まってしまうので、作業する周りはちゃんと防備しておかないとミツロウくっついて後で大変なことになります。(くっついてしまってとれるのに苦労)

そして、大きなお鍋の方で不純物取り除き作業、第一弾が終わったら、お隣のお鍋に移動。

第二弾をします。不純物は一度では取り除けません。こちらでは、あともう一回。全3回この作業をします。

私は時間的にここまで。まだこの段階なのに、あっという間でした。

とても地味な作業だとみほさんはいいますが、初めての私にはとても楽しい時間でした。

たまにだからだよね、わかってます。笑


不純物が取り終ったら、冷まして蜜蝋がかたまるまで待ちます。そして、再度型入れの時にまた溶かして固める。そして、やっとできあがり♫

とても、手間のかかる作業です。


でも、ミツロウは抗菌作用も高く、ミツロウラップはもちろん、手作りコスメには欠かせない存在であり、蜜蝋キャンドルだってできますし、使い道はたくさん!


改めてミツロウは貴重であり、ミツバチからの贈り物。大切に使わせていただきたいです。

このミツロウがまたラップになって長くミツバチの恵みを受けられることを伝えられて、感謝です。

ミツロウ精製担当のみほさん。このあとお昼ご飯を作る厨房をお借りしました。

お忙しい中受け入れてくださいました。ありがとうございます。


皆さまへこの愛情たっぷりに育てられたミツバチのみつろうを使ったみつろうラップお届けします。


木の花ファミリーについては、みつろう精製体験してきました②へ続く。

子育ちなちゅーる ますみ

横浜市都筑区で活動しています。 クレイソムリエ。 2011年生まれの男の子。2013年生まれの女の子のお母さんです。 このホームページでは私が広めたいクレイとBee Kindとして、みつろうラップWSなどのお知らせや情報を綴っていきたいと思っています。 出張でも致しますので、お声かけください。 ●はじめてさんのクレイ講座 ●クレイファンデーションWS ●オーガニックみつろうラップWS

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